VMware vSphere

サーバー仮想化プラットフォーム

VMware製品に関する重要なお知らせ

2024年2月にVMware製品に関するポートフォリオの大幅な変更が行われました。また、2024年2月以降も継続的にポートフォリオや販売ルールの変更が行われています。
このため、本ページに記載の情報は変更前のライセンスおよびエディションに関する情報が含まれている可能性があります。


概要・特徴

概要

VMware vSphereは、業界をリードする仮想化プラットフォームです。複数の物理サーバー上に構築されたシステムを仮想サーバーとして1台の物理サーバー上に統合できます。vSphereを利用することで、サーバー環境の仮想化はもちろん、ストレージやネットワークを含む企業システム全体を仮想化・自動化・最適化し、次世代のクラウドコンピューティングを実現します。

VMware vSphereでサーバーを仮想化

VMware vSphereでサーバーを仮想化:イメージ画像1

サーバーハードウエアのリソースを抽象化し、1台の物理サーバーハードウエアを複数の仮想マシンで共有できるようにする仮想化環境を提供します。VMware vCenter Serverを利用することで複数の物理サーバー上で実行されるVMware vSphere環境を統合管理することが可能になります。これにより複数の物理サーバーを抽象化し、仮想マシンのための共有プラットフォームとしての運用を実現します。

VMware vSphereでサーバーを仮想化:イメージ画像2

仮想マシンの障害時に別の物理サーバーハードウエア上で仮想マシンを再起動可能なクラスタリング環境を実現できるVMware HA(High Availability)。実行中の仮想マシンを無停止で別の物理サーバーへ移動可能な VMware vMotionなどさまざまなソリューションを利用することが可能となります。


Why ユニアデックス?

ユニアデックスは2004年にVMware製品の取り扱いを開始して以来、多くのお客さまのサーバー仮想化案件を手がけてまいりました。サーバー、ストレージ、ネットワーク、VMware、ゲストOSまでICT環境全般にわたり、コンサルティング/アセスメント、移行から保守運用に至るまで一貫したサービスをワンストップでご提供し、ミッションクリティカルな仮想化システムで高評価をいただいています。クラウド化時代に向け、サーバー統合、運用自動化、仮想デスクトップに至るまで ICTプラットフォームをトータルにサポートします。


ラインアップ

サーバー仮想化とデータセンター最適化

ライセンス構成の変更と提供エディションの遷移

2024年2月、ライセンス構成が変更されました。その後も段階的に提供エディションが変更されています。

新ライセンスの構成要素とアドオン

新ライセンスの構成要素とアドオン

2025年9月時点で販売されているvSphereのエディションは「Enterprise Plus」「vSphere Foundation」「VMware Cloud Foundation」の3エディションとなります。
購入可能なエディションはBroadcomの定める顧客セグメントにより異なりますので、詳細は当社を含めたVMware認定リセラーへご確認ください。

vSphere Foundation / VMware Cloud Foundation に含まれる各要素概略

  • VMware vSphere:業界をリードする最も実績のある仮想化プラットフォーム
  • VMware Kubernetes Service(VKS):ESXハイパーバイザー上でのコンテナ、Kubernetesの実行、管理機能
  • VMware vCenter Server:複数のvSphere環境を統合管理するソフトウエア
  • VCF Operations(旧VMware Aria Operations):物理/仮想/クラウドを問わず統合運用管理を実現するソフトウエア
  • VCF Autmation(旧VMware Aria Automation):VCF環境の自動化を支援するソフトウェア
  • VMware vSAN:vSphereと同様にvCenterで管理可能なソフトウエアストレージ(SDS)
  • NSX Networking:従来のNSX分散スイッチ、ルーティング機能のみ

Advanced Service (アドオン)

  • VMware vDefend:従来のNSXファイアウオール、分散ファイアウオール機能アドオン
  • VMware vDefend with ATP:NSX Advanced Threat Prevention、分散IPS/IDSなどの機能アドオン
  • VMware Live Recovery:従来のVMware Site Recovery ManagerとVMware Cloud DRを包含したアドオン
  • VMware Avi Load Balancer Enterprise:負荷分散と通信の可視性を提供するソフトウエアベースのロードバランサー
  • VMware Private AI Foundation with NVIDIA:AI ワークロードの迅速な展開、LLMの微調整及びRAGワークロードを可能にし、プライバシー、セキュリティ、コンプライアンスの管理を支援します。
  • Data Service Manager:Posgre SQL、MySQLなどのOSSデーターベースの迅速な提供、管理、セキュリティ、ガバナンス、運用管理を提供します。従来はVMware Cloud Foundation に包含されていましたが2025/06以降、Advanced Service へ変更されました。2025/05以前にVCFとともにData Service Managerを取得済みの顧客はData Service Manager Version 2.2までは継続してサポートを利用できます。

vSphere 各バージョンのサポートライフサイクル

リリース済み、今後リリース予定の各バージョンのサポートライフサイクルは以下になります。
また、現在のvSphere サブスクリプションライセンスは、更新時に都度ライセンスキーの入れ替えが必要になります。

※最新のサポートライフサイクルはBroadcom 公式サイトをご参照ください
(閲覧にはBroadcom Partner Portal あるいは Custmer Portalへの登録が必要です)
https://support.broadcom.com/group/ecx/productlifecycle

vSphere 各バージョンのサポートライフサイクル

2024/05/07以降に契約・更新したライセンスにはテクニカルガイダンスは提供されません。
Version 9.0 以降、各マイナーバージョンは27カ月間のサポート期間となり、9カ月ごとにマイナーバージョンリリースとなります。
vSphere 9.xでは、Version 9.3 がLTS(ロングタームサポート)予定となり、LTSでは45カ月のサポート期間となります。

vSphere 以外の旧VMware ポートフォリオについて

EUC(End User Computing)

VMware(Broadcom)から独立しOmnissaブランドとなっています

  • Omnissa HORIZON
    先進の機能で業界をリードする仮想デスクトップ、アプリケーション配信プラットフォーム
  • Omnissa Workspace ONE
    信頼性の高いモバイルデバイス管理(MDM、MAM、MCM、MEM)機能とID管理、仮想デスクトップ(VDI)を組み合わせた働き方改革ソリューション

SD-WAN

VMware SD-WAN(旧VeloCloud)は2025/07にArista Networksへ売却されました。
2025/07時点で、同製品の販売及びサポートはBroadcom としては終了済みとなり、Arista Networks及びその販売チャネルからの提供となっています。

パブリッククラウドサービス:VMware 環境サービス(IaaS)

各パブリッククラウドサービス(Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud)では、クラウドプラットフォーム上の専有ホスト上でVMware環境を実行するサービスを提供しています。

クラウドベンダー VMwareサービス名
Amazon Web Services VMware Cloud on AWS
Microsoft Azure Azure VMware Solution
Google Cloud Google Cloud VMware Engine
Oracle Cloud Oracle Cloud VMware Solution

どのサービスもクラウドインフラ上の専有ホストで実行されるVMware vSphere環境となるため、オンプレミスのVMware vSphere環境と親和性が高く、オンプレミスとの相互運用環境(ハイブリッドクラウド)、災害対策用のバックアップ(DR)、社内システムのクラウド移行時における選択肢として活用する事ができます。また、短時間での環境提供、必要な時にリニアにスケール可能、各パブリッククラウドサービスとの低レイテンシーでの接続などクラウドインフラ上で実行する事によるさまざまなメリットを享受できます。
なお、2025/08/29のVMware Blog にて、Broadcom の次期会計年度(2025/11)から各パブリッククラウドのVMware vSphere 環境サービスへのvSphereライセンスの提供を終了し、サービス上で利用するVMware Cloud Foundation ライセンスについてはBroadcom (VMware 認定リセラー)から購入、持ち込みを行う形式のみへ変更する旨の案内がされています。

ユニアデックスでは、Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloudのサービスを含めたアセスメント・販売・環境構築支援・移行支援を提供しています。


サービス

ユニアデックスの仮想化サービスは、コンサルティング、導入から保守・運用まで幅広く対応いたします。

コンサルティングサービス:仮想化健康診断(VOアセスメント)、検証支援サービス
導入構築サービス:基本導入サービス、設計支援サービス
保守サービス:平日サポート/24時間365日サポート、グローバル対応、ナレッジ保守サービス(※)

  • VMwareパーペチュアルライセンスのサポート&サブスクリプション延長を行わない環境へのナレッジベースサポート

  • サポート&サブスクリプションを延長しない場合、バージョンアップ/ダウン、セキュリティーパッチの利用ができません

仮想化健康診断サービス(VOA)

仮想環境のコスト削減には仮想サーバーの統合率を高めることが重要です。しかし統合率を高めすぎて必要な性能が確保できなくなっては困ります。ユニアデックスの提供する仮想化健康診断サービスでは、お客さま環境のリソース情報をツールを活用して収集し、収集した情報をもとに仮想環境に精通した技術者が分析・診断・レポートを行うことで、より効率的な仮想化環境の実現をお手伝いします。

報告レポートイメージ

お客さまからヒアリングした問題点を考慮して、VMware Aria Operations Managerで取得した解析データから報告レポートを作成し、報告します。

報告レポート:イメージ画像

保守サービス

ICTインフラをトータルでサポートできることが重要

保守サービス:イメージ画像

仮想環境のサポートでは、ハイパーバイザーだけでなく、さまざまな製品・技術知識が必要になります。

ユニアデックスでは、VMware vSphereやvCenter、NSX Data Center、vSANなどVMware製品はもちろん、仮想基盤を構成するサーバー、ストレージ、ネットワークなどのさまざまな製品でマルチベンダー・ワンストップ窓口を提供しお客さまの重要なICTインフラを24時間365日トータルサポートします。

更新日:2025年09月09日

※記載の製品、会社名、サービス名、ロゴマークなどはすべて各社の商標または登録商標です。